1月スタートのドラマ「下克上受験」は、中卒の父と、偏差値41の娘が塾に行かずに、最難関中学を目指した汗と涙の100日間を描いたホームドラマ。

 

この物語は、なんと実話が基になっており、桜井信一さんの同名小説が原作となっています。そんな「下克上受験」の原作の最終回や、原作とドラマの違いなどをまとめてみました。

 

下剋上受験 原作はあるの?

 

このドラマの原作は、小説「下克上受験」です。2014年7月18日に発売されました。作者である桜井信一さんの実体験をもとに描かれた作品です。

 

書籍化になる前、著者の桜井信一さんは、ブログで中学受験の体験を綴っていたようです。そのブログが、当時受験生の親たちから絶大な人気で、半年以上ブログのランキングで首位をキープしていたのだとか。

 

その後、桜井さんは、書籍化することにしましたが、その頃は、スポンサーもいなくて、自費出版でした。それでも、桜井さんは中学受験を目指している小学生に勇気を与えたいという思いで、書籍化に踏み切ったそうです。

 

小説「下剋上受験」の売れ行きは、絶好調で、情報番組でも特集され、今回ドラマ化されました。

 

下剋上受験 原作最終回はどうなる?

 

信一は、この1年5ヶ月間ずっと一緒に勉強してきたことを振り返り、今の佳織なら戦えると確信していた。受験勉強最後の数日は、加湿器を活用して、風邪をひかないようにしたり、消化の悪い食べ物を避けて、体調管理に気をつけた。国語と算数の時間配分は大事だから、腕時計の電池交換もした。

 

受験日の2日前、最大の難関である国語について、信一と佳織は話し合い、今まで解いたテーマを整理した。

 

受験前日、夜9時を過ぎた頃、「よし、受験勉強終了だ。佳織ご苦労様」と声をかける信一の目には涙があふれた。佳織は「結構楽しかったね」と言う。

 

受験当日、信一と佳織は、桜蔭学園の入試会場へ。朝から筆記試験があり、午後には、保護者面接が行われた。保護者面接では、学校を選んだ理由を聞かれ、信一は「偏差値が一番高いからです」と答えた。正直でいたかったのだ。帰り道、佳織は「精一杯やった」と満足していた。

 

合格発表の日、佳織は桜蔭学園を不合格となった。信一は、後で気づいた。中学受験に残された期間は、1年5ヶ月だと思っていたが、それは間違いだった。

 

最多合格者を出すサピックス小学部は、9月と11月に模試を行っており、2回目の11月までが受験勉強の期間だった。

 

つまり最難関を目指すには、11月までに仕上げなければいけなかったのだ。ところが、佳織は11月の模試を受けた時は、まだ勉強不足で、周囲より2ヶ月遅れで、受験を迎えてしまっていた。

 

佳織は言った。「お金持ちになれなくてもいいから、桜蔭に行きたかった。桜蔭じゃなかったら、こんなに毎日頑張れなかった」と。 そして、自分が甘かったと振り返り、「大丈夫。相手との距離を掴んだ以上、間違いなくたどり着くよ」と言う。何かふっ切れたように、晴れ晴れとした表情だった。

 

下剋上受験 原作とドラマの最終回の違いは?

 

ここでは、原作とドラマの違いを見ていきたいと思います。 まず、信一が中卒の理由についてですが、原作では、工業高校に進学するも、意味が見出せずに、自ら退学されています。一方、ドラマでは、家庭の事情で、中卒を選んだことになっています。

 

次に、信一の仕事ですが、原作では、ガテン系の大工、ドラマでは、不動産会社の営業となっています。

 

妻の香夏子は、原作では、中学受験終了まで、受験に反対ですが、ドラマでは、早い段階で、受験に協力的な態度に変わります。

 

また、ドラマでは、佳織のライバルとして、信一の中学時代の同級生、徳川直康の娘、麻里亜が描かれていますが、原作には、ライバルは出てきません。

 

他の相違点については、原作では、信一さんは、睡眠不足と妻との不仲によるストレスで、うつになってしまいます。ですが、ドラマでは、信一の心の病んでいる部分は、そこまでひどく描かれないと予想されます。

 

ドラマが進むにつれて、原作とドラマには、細かい違いが出てくるものと思われます。

 

さらに、結末について、原作では、佳織は、 第1志望の桜蔭学園中学には不合格で、第2希望の有名私立中学に合格します。その点については、ドラマも同じになるという見方が濃厚です。